Pass The Message

『すべてを力に』

第24回目の「人生の旅」メッセージは、総合格闘家の大山峻護さんからのメッセージです。
<安藤歯科クリニック 院長 安藤正遵さんのリレーバトンが大山峻護さんへ>

現在までのメッセージバトン
プロスノーボーダー&バーを経営する井原寛公さん→ プロスノーボーダー中井孝治さん→ プロスノーボーダー村上大輔さん→
ガールズプロスノーボーダー水木奈歩さん→ 野菜ソムリエのCanacoさん→ 「株式会社ブームプランニング」の中村泰子さん→ 
タレントの金森彩奈さん→音楽家の西村祐さん→ ピアニストの廻由美子さん→ 作曲家の斎藤友子さん→
クラシックパーカッション奏者の安江佐和子さん→ 世界を駆け巡るオペラ歌手 天羽明恵さん→
安藤歯科クリニック 院長 安藤正遵さん→ 総合格闘家の大山峻護さん

それではメッセージ、スタート!!

こんにちは。

総合格闘家の大山峻護です。

僕は、「あきらめない心」についてお話したいと思います。

30年間の格闘技を通して、僕はあきらめない心というものを培ってきました。

僕の座右の銘は「すべてを力に」という言葉です。

この言葉は人生に辛いこと、苦しいこと、切ないこと、嬉しいこと、楽しいこと、
本当に様々な事が起こるけれど、それらすべてを力に変えていこうという意味です。

僕がサインを書かせてもらう時には必ず書かせて頂いている言葉です。

僕は苦しい時、迷った時、この言葉を呪文のように繰り返してきました。

すると身体中に力がみなぎってくるのを感じます。

すべてを力に変えられるということは人生には無駄なことは何もないということです。

僕は五歳から柔道をはじめて幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、実業団と柔道人生を歩み、
26歳の時に桜庭和志選手に憧れて、この総合格闘技のプロの世界に入りました。

デビュー戦はアメリカのキングオブザケージという金網の団体でした。

コーチの絶対にお前のパンチで倒せるという言葉を信じて金網の中に入りました。

場所はロスの郊外のインディアン居住区、
屋外で雨の中相手は130キロの巨漢のマイクボーグという大男でした。

結果は17秒、KO勝ち。

コーチが言ってくれたように右のパンチでのKO勝ちでした。

デビュー戦は最高の形で勝利を飾る事が出来ましたが
ここからが僕の格闘技人生に沢山の試練を向えることになりました。

一番は目のケガでした。

網膜はく離でした。

しかも僕はそのケガを両目、負うことになりました。

網膜剥離は眼球の中にある網膜が少しずつはがれていき、そのままにしてしまうと失明をしてしまうという
アスリートにとって致命的なケガでした。

この時に僕を支えてくれた言葉が「すべてを力に」という言葉でした。

今は全く光が見えない状況かもしれないけれど、絶対に自分の人生にとって大きな意味がある。

そしてこの経験を必ずプラスに変えて前に進もうと決心しました。

僕にとってこの決心が人生を変えてくれました。

僕は人生に何か荒波が起きた時に一番大切なことはこの決心だと思っています。

辛い現実が目の前に現れて、もう駄目だと沈んでしまうか、

いや!すべてを力に変えて乗り越えて前に進んで見せると決心できるか。

この決心の差が人生を大きく左右すると感じています。

この決心というのは自分との約束だと思います。

自分と本気の約束ができるかどうか。

これはその後の人生に本当に大きな影響を与える行動だと僕は思います。

心はそれだけ人の人生に影響を与えています。

心はエネルギーだと僕は思っています。このエネルギーをどの方向へ向けるのか。

プラスに向けるのか。マイナスに向けるのか。

それを決めるのは自分自身です。

だからこのサイトをご覧になっている皆さんに一つだけ決めてもらいたいことがあります。

それはこれからどんなことが起きても、どんな壁が前に立ちふさがっても決してあきらめない!と。

人生には本当に様々な事が起こります。僕たちは結果をコントロールすることはできません。

僕は格闘技の世界に生きていますが、勝負の世界にも絶対という言葉はありえません。

では僕たちに出きる事は何でしょうか?

それはプロセスに集中することです。結果はコントロールできない。
でも僕たちプロセスはコントロールできるわけです。

プロセスとは過程です。どれだけその物事に心を込めて取り組めるかということです。

僕は努力という言葉は好きではないのでいつも準備といっています。

どれだけ心を込めた準備が出来るか。僕たちがコントロールできる部分はこの部分だと思います。

そしてこの準備の中で一番大切な要素になってくるのが「あきらめない」心となってくると僕は感じています。

あきらめない心があれば、途中のプロセスの中で何が起きても乗り越えて行くことが出来ます。

あきらめない心は夢を掴むための大切なガソリンとなってくれます。

ではこのあきらめない心を自分の中に芽生えさせるにはどうしたらよいか?

それは物事は上手くいかなくて当たり前と思って見ることだと思います。

人はどうしても何かをはじめる時にはスムーズに進行していくイメージだけをしてしまいます。

でもそれだけだと何か問題が起きた時にはとてももろくすぐに心が揺れてしまいます。

でも、物事はスムーズに行かなくても当たり前。
スムーズに進んでないように見えても全てに意味がある。と捉えられるようになると

たとえどんなことが起きたとしてもよし!想定内だ!と心を強く保ち前に進むことが出来るようになります。

では、想定外なくらいの壁が前に立ちふさがったらどうすればよいでしょうか?

そのときこそ、自分の身に起こる全ての出来事はプラスの意味がある。

だから自分は全てを力に変えることが出来ると信じることです。

初めは信じられなくも、ああそういえばあんなこと大山が言っていたと思い出すだけでも良いと思うんです。

きっとそれだけでも心のフォーカスは変わってくるはずです。昔の自分とは違っているはずです。

きっと全てに意味がある。だから私は全てを力に変えることが出来る。

心の矢印をそのように向けて見て下さい。

そこには何が生まれるか。

あきらめないとう芽が心の中に芽生えてきてくれます。

あきらめないという心の力が芽生えてきてくれたら、どんなことが起こっても前に進むことができます。

僕は人生は結果よりもプロセスの方が絶対に大切だと感じています。

僕も長い長い格闘技人生の中で何度も何度も挫折を経験してきました。

何度も負けてきました。

何度もケガをしてきました。

負ける度に人が離れて行きました。

人間不信になったこともあります。

でも僕にとってそれらすべて必要なものでした。

自分の弱さを知れました。

本当の仲間たちを知れました。

全てを受け入れられるようになった自分がいました。

上手くいかなかったことも、苦しかったことも、すべてすべて僕にとって必要な経験でした。

何一つかけてもはいけなかったと感じています。

人生に起こる経験はすべて財産です。宝物です。そして栄養です。

僕は例え負けてもいいと思ってます。

挫折してもいいと思っています。

転んでもいいと思っています。

十回転んだら十一回起きあがればいいのです。

心が折れたら、また繋がるのをまってから前に進めばいいです。

いっぱい失敗して下さい。

いっぱい恥じかいて下さい。

すべてに意味があり、すべてを力にできると信じることができれば必ず前に進めるはずです。

あきらめずに前に進めるはずです。

あきらめずに前に進むこと、このプロセスこそが人生にとって大きな価値があるのではないでしょうか。

勝ち負けの競技の世界にいる僕がこんなことをいうのを不思議に感じる人たちも多いかもしれませんが、
これが僕が30年間格闘技とともに歩んできた中で培ってきた信念です。

転んでもいい。そこから立ちあがる事に意味がある。

挫折して涙にくれる日があったっていい。そこからまた立ち上がればいい。

時間なんてどんなにかかったっていい。もう一度立ち上がればいい。

僕はそう信じています。

このサイトを見ているみなさん。

どうぞ失敗をおそれないでくださいね。やりたいことがあるなら結果を恐れずに飛び込んでみてください。

たとえ上手くいかなくても別の角度を探して何度でもぶつかっていけばいいです。

立ちあがってください。

いま気持ちの炎が小さくなってしまっていると感じている人は失敗することを恐れてしまっているだけです。

あえて言います。

おもいっきり失敗してきて下さい!

その経験がそこで感じた思いがすべてすべてあなたの宝物になる日がやってきます。

間違いありません。

僕もこれからもすべてを力に変えて前に進んでいきます。

みなさん、一緒に最高の人生を歩んでいきましょうね。

すべてを力に!

2011年5月8日
総合格闘家 大山峻護

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<プロフィール>
総合格闘家 大山峻護

幼少より柔道を学ぶ一方で、全日本サンボ選手権を4度制すなど、
柔道をベースにした確かなグラウンドテクニックには定評がある。

00年に行われた、桜庭和志. VS. ホイス・グレイシー の試合に感銘を受けた。
その後に出場したアブダビコンバットを契機にプロに転身。第7回KOTCでは、
自身より30キロ以上重いマイク・ボークを右ストレート一撃、僅か17秒で倒し、プロデビューを飾る。

PRIDE初参戦となった『PRIDE.14』ではヴァンダレイ・シウバと対戦し敗退。
さらにその後、網膜剥離で長期の欠場を余儀無くされる。

復帰戦となった『PRIDE.21』では強敵ヘンゾ・グレイシーを判定で破る殊勲を演じ、PRIDE初勝利を挙げる。
その後もハイアン・グレイシー、ダン・へンダーソン、ミルコ・クロコップら強豪と対戦を重ねる。

05年3月に『HERO’S』に初参戦。ヴァレンタイン・オーフレイムを相手にアンクルホールドで一本勝ちを果たすと、
その後、カク・ユンソブ、ピーター・アーツ、ホドリゴ・グレイシー・カーロス・ニュートンといった強豪からも勝利を収める。

07年には美輪明宏主演『双頭の鷲』で役者としてデビューするなど、
すべての経験を力にその強靭な精神力とグラウンドの高い技術を武器に今後の活躍を誓う。

オフィシャルホームページ
http://www.shungo-oyama.com/index.html

オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/oyama-shungo/

YOUTUBE
http://www.youtube.com/watch?v=GtRTLpMlmp0

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